スペシャルアドバイザーがつきました!

猫専門の動物病院

本日から、東京都品川区東中延にある、「猫の診療室モモ」の院長で獣医師の谷口史奈先生に、記事内容の相談をさせてもらえる事になりました。「猫の診療室モモ」は、病院名が示す通り、猫専門の動物病院で、「すべての猫にもっと気軽に医療を受ける機会を持ってほしい!」という想いをモットーに開かれた病院です。

猫専門で、猫に特化しているからこそ、“かゆいところに手が届く”といったイメージの丁寧な説明と、飼い主の気持ちと猫自身への負担の双方を汲んでくれる診療が評判です。また、猫のための診療所というだけあり、完全個室の猫ホテルや、デイケア、老猫ホーム、終身入所などにも対応しているそうです。
こうした対応は、特化型の病院だからこそできるもので、多種に及ぶ動物に対応している場合にはなかなか、このように細やか、かつ長期的な対応を採る事は難しいだろうなと感じました。

専門家の考え

そんな猫の診療室モモの院長である谷口先生に、“ペット(猫)が健康を維持して行く上で重要な事はどんな事だと考えますか?”とお聞きしたところ、次のような考えを聞かせていただけました。

健康を維持するための基本はやはり、“食餌”、“適度な運動”、“ストレスを溜めさせない”という事、そして、その子の健康状態を把握する事ですね。健康状態の把握は、普段の生活の中の変化を知るという事も含まれますが、内面的、客観的な今の状態を知るという意味では、定期的な健康診断が効果的だと考えます。

“定期的”のスタンスについては、人それぞれ異なると思いますが、犬、猫の動物業界では、若い子(猫の場合には6歳位まで)は、年に1回、シニアの子(猫の場合には7歳以降あたりから)は、年に2回の健康診断というペースが“定期的”の範疇とされており、当院でもそれに倣って健康診断を受けることを勧めています。
なお健康診断は、血液検査や身体検査を基本として、必要に応じて尿検査や検便、レントゲンなどを組み合わせて行います。

猫と医療の実状

お話によれば、現状、病院に来る猫(連れてきてもらえる猫)というのは、飼われている猫の中でほんの一握りの割合なのだそうです。その理由として、“病院”は、“病気や具合が悪くなってからじゃないと来ちゃダメ(連れて行っちゃダメ)”という意識があったり、“知らない動物病院は、行きづらい、敷居が高い”という気持ちが大きいためと考えられているそうです。

しかしながら、実際のところ、早期に病院に来ていたり、健康診断によりその子の状態を把握していれば、病気の重症化を防ぐ事ができたであろうという事も少なくないようです。だからこそ、“すべての猫にもっと気軽に医療を受ける機会を持ってほしい!”というモットーを掲げ、あえて“病院”でなく“診療室”という言葉を選んだり、病院らしくない外観にこだわったりという取り組みもされているのですね。
(2019.10.09)

猫の診療室モモ
TEL :03-4285-2654
診療時間: 9:00~12:00
     16:00~20:00
定休日 :水曜日
(なお、受診の際には、開院している事を予め確認する事をお勧めします)

お悩み速攻解決!

ペットを飼う中での悩みとして結構多い“臭い”についての解決策を伺ってみたところ、病院では、消臭スプレーなども良く使うが、基本は、“臭いの元を放置しない”という事でした。つまり、主に臭いの元となる糞や尿については、気付いたら“すぐに片付ける”という点と、“トイレも丸洗いして清潔を意識する”ということです。
臭い成分が広まったり、周囲に付着する前に対処しておけば、気になるほどの臭いが発生する事は少ないのではないかという事ですね。
ペットの臭いは、“後手に回るのではなく、先手で処理する”コレが重要です!

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