多摩動物公園でレッサーパンダの嫁入りが行われます
レッサーパンダの嫁入り
2020年2月3日(月)多摩動物公園には、メスのレッサーパンダ(ヒマワリ)が来園する予定です(リンク先は多摩動物公園公式ホームページ)。ヒマワリの来園は、希少動物であるレッサーパンダの繁殖を目的としたもので、
“キツネの嫁入り”ではなく、
“レッサーパンダの嫁入り”ですね。
語呂が悪いので“パンダの嫁入り”としたいところですが、そうすると嘘を書く事になってしまうので我慢しました。
それにしても“ヒマワリ”ちゃん、結構気が強そうな顔してますね。
オスを尻に敷くタイプかもしれません。
嫁入りの経緯
ヒマワリが来る事になった経緯は、
公益社団法人日本動物園水族館協会生物多様性委員会という長い名前の委員会によって取り決められた
“人類保管計画”“レッサーパンダ繁殖計画”
という仰々しい名前の計画に基づいて、新たなペア形成や繁殖をめざすため、ブリーディングローンにより来園することになったのだそうです。
ちなみに、“ブリーティディングローン”とは、各園や機関が保有する個体を貸し借りする制度なのだそうです。
実はハーレム状態のレッサーパンダ
ちなみに、多摩動物公園で飼育されているレッサーパンダは10頭おり(今回来園するヒマワリは含まず)、オス、メスの割合は、オス3頭、メス7頭なのだそう。
・・・オスに羨ましい環境ですね。
そんなメスが余り気味(言い方が良く無い!)な現状において、何故メスのヒマワリがやって来る事になったのか?
実は、今月(1月)28日(火)に、多摩動物公園で飼育されているメスのリーファが、愛知県の豊橋総合動植物公園へ移動する事になったのです。
いわゆるチェンジ!メスの入れ替えのための移動な訳ですね。
こうした入れ替え制度は、単にペアが上手くいかないとか、もっとイケメンやカワイイ子が欲しいとかいう事では無く、近親交配を防ぐためにも有効な手段と言えますね。
そう、動物界ではけっして、個体の好みに忖度などないのです!
ヒマワリの公開時期は未定ですが、公開日が決まり次第ホームページでお知らせがあるとの事。お近くの方は、ニューフェースを見に行ってみてはいかがでしょうか?