冬の八景島は竜宮城?!2月スタートの深海魚まつり
冬場になると深海魚の展示を行ったりする場所が多いなぁと思っていたら、冬場は水温が低下するので、深海生物たちが比較的浅場までやってくるので、底引き網や刺し網に引っかかる機会が増えるからなのだそうです。
深海生物祭り!
八景島シーパラダイスでは(リンクは公式ホームページ)、2月1日(土)から4月5日(日)までの間、“深海生物まつり”というイベントが開催されます(リンクは公式専用ページ)。
“魅惑の深海パーティー”ではありませんよ!
※魅惑の深海パーティーがよくわからない方は、映画:バックトゥーザヒューチャーを観てください( *´艸`)
ちなみに、
“展示”
では無く
“まつり”
としたのは、観るだけでなく、
“さわる”、“学ぶ”、そして
“食べる”( ゚Д゚)
という深海生物を味わい尽くすイベントとなっているようです。
イヤイヤイヤ、水族館で魚食べちゃダメでしょ!
と、思いますよね?
でも、八景島シーパラダイスでは昔から、“食育”と称して、釣り堀で魚を釣って、その場で調理してもらって食べるという事をやっているんですよ。
私も昔食べました。
ただし、釣り堀の場合リリースは無し(買い取り)なので、釣り過ぎると大変な事になるんです( ゚Д゚)
このため、多額の授業料と引き換えに、必要の無い殺生は良く無い事であるという事を学べるのです( ;∀;)
深海生物の展示は関東最多?!
展示する生物は、標本も含めて50種、500点以上にのぼるそうです。
公式ホームページによると
「毎週新たな深海生物が捕獲されるため、ミツクリザメやラブカ、メンダコなどの希少な生物の生きた姿を見ることができるかも…?」
との事です。
ちなみに、展示する魚や種類を明示しないのは、
深海魚は、長期飼育が難しいものが非常に多い
という理由があります。
もちろん、カニやオオグソクムシなどの甲殻類は、比較的長く飼育できるものも多いのですが、魚類は良い状態で水槽に来る個体も少ないため、長期飼育が困難だったりするそうです。
中でも人気のメンダコなどは飼育が超難しい種類の1つで、世界最長の飼育記録でも、2か月弱なのだとか。あの沼津深海魚水族館でも、最初に入荷したメンダコの飼育日数は3日だったのだそう。
ある水族館の深海魚展では、日によってメンダコ水槽の個体の数が変わっていた(増えたり減ったり)との噂もありました。
展示したり触ったり、食べたりして良いの?
そんなか弱い深海魚を展示したり、触ったり、食べたりしちゃって良いの?
と、思うかもしれませんが、水族館に展示される深海魚は基本的に、
“誤って網にかかってしまった魚達”
なのです。
そのまま逃がす事もできたかもしれませんが、引き上げた時点である程度弱っている個体も多く、そのまま海に戻しても長く生きられない場合も少なくないというのが実状でしょう。
このため、普段あまり知られる事の無い貴重な生態を見て、触って、味わう事で、命の尊さを学ぶという事にもなるのかなと思います。
もちろん、人間のエゴであるといえばそれまでですが・・・
ちなみに、オオグソクムシにも触る事ができるみたいですよ!
奴ら、臭い匂いで威嚇したりするので、中にはくっさい個体もいるかもしれません!
触る際には、臭くないヤツを選びましょう( *´艸`)
また、なんとタカアシガニを食べる事もできるのだとか( ゚Д゚)
しかも、一杯4,990円!(1日5杯限定!)
大きさにもよりますが、コレ、安いですよ!
タカアシガニって、伊豆の戸田の方に行くと食べる事ができるんですが、大きいものだと1杯2万円以上したりしますからね!
家族で1杯とかなら、一人頭はけっこうリーズナブルですから、タイミングが合えば、ぜひ味わってみてください!
あれ?食の勧めみたいになってしまいましたね(+_+)