鳥羽水族館にセイウチのミーちゃんがやって来た

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Twitterで、鳥羽水族館の公式アカウントからフォローされました( *´艸`)

鳥羽水族館の記事といえば、ダイオウグソクムシの脱皮に関する記事「鳥羽水族館のダイオウグソクムシ」しか書いた記憶が無いのですが、どこかで見ていただけたのでしょうか・・・

そんな出来事を記念して、今回は鳥羽水族館について書いてみたいと思います。

昨日の水族館ニュースで学名に新種のシダムシが2種発見され、学名に「トバスイ」がついたという事が載っていましたが、今回はそれよりも少し前の、セイウチのブリーディングローンについてです。

鳥羽水族館では、2月16日から17日にかけて、大分県にある大分マリーンパレス水族館「うみたまご」から1頭のセイウチのメスを招き入れたそうです。

セイウチは、「絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」において、原産国による保護実施種に規定されており、今後日本に輸入される見通しが立たないのだそう。

このため、国内における種の保存は、国内飼育施設同士の連携を図ることで行われていく事となっており、各施設間で個体の貸し借りを行い、血が濃くなる事を防いだり、相性を見たりしているそうです。つまり、今回の招き入れは、繁殖のためのもので、これをブリーティングローンと言います(ブリーティングローンについては、「多摩動物公園でレッサーパンダの嫁入りが行われます」でも説明しています)。

驚きの移動時間

鳥羽水族館にやって来た個体は、メスの“ミー”ちゃん(推定18歳)

大分からの移動は、12トントラックで、なんと14時間!

大変な長旅だったのです。

しかし、12トントラックって大きすぎない?

と思うかもしれませんが、このミーちゃん、

体重はなんと864kg( ゚Д゚)

さらに檻や、体が乾かないようにするための水なども一緒に運ばねばなりませんから、

合計の従量は数トンにもなるのかと想像できます。

さらに、生体ですから、じっとしているわけではありません。

万が一“ミー”ちゃんが搬送中に暴れだしたとしても、その揺れなどに耐えうるトラックでなければならないのです。

このため、余裕をもって、10トンや12トンといった大きなトラックが必要となってしまうのです。

セイウチの寿命は?

上に書いたように、ミーちゃんの年齢は、推定で18歳です。

猫や犬を基準とすると、18歳というのはかなりの高齢ですが、繁殖は可能なのでしょうか?

セイウチの寿命を調べてみると、野生環境下では40年程度生きる個体もいるそうです。野生動物の繁殖可能期間は比較的長い種が多いため、繁殖という面では、問題が無さそうですね。

セイウチの赤ちゃんの驚きの体重!

セイウチの妊娠期間は、約15か月と言われています。

人間の妊娠期間に比べると長く感じますよね。

ですが、セイウチは赤ちゃんのうちからBIGなので、体内での成長期間は、この程度必要なのです。

そして生まれて来るセイウチの赤ちゃんの体重ですが、

なんと平均で45kg( ゚Д゚)

人間の赤ちゃんが3kg程度ですから、実にその15倍!

産まれた直後に、細身の女性位の体重があるんです!

つまり、人間の女性からしたら、

ほぼ脱皮(*´艸`*)”!

体重45kgというとあまりピンと来ないですよね。

具体的には、元AKBの指原莉乃さんが体重45kg位なのだそうです。

指原莉乃さんて、そんなに細いようには見えない気がしますが、公開情報が本当なら、結構軽い方なんですね。

ちなみに、男性だと猫ひろしさん程度になるそうです。

産まれた直後に「にゃ~」と鳴いたら、猫ひろしさんが産まれたって事が言えますね(謎)。

セイウチの繁殖シーズン

最後に、せっかく鳥羽水族館に来たミーちゃんですが、繁殖シーズン終了後には、再び大分へ戻ってしまうそうです。

セイウチの繁殖シーズンは、2月から4月程度と言われておりますので、僅か2か月程度の滞在なのですね。

会いに行ってみたいところですが、繁殖期間中はデリケートなところもあり、セイウチショーなども見られなくなってしまう事もあるようです。このため、せっかく会いにいった際に会えなくても、暖かく見守ってあげるようにしたいですね。

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