うさぎを飼う前に知っておくべき4つの事

3.生活サイクルの変化

動物の飼育というのは、“放置”というわけにはいきません。飼育動物は、単体では生きていけないからです。このため、仮に放置を長期間続けている場合には、それは“虐待”とみなされ、処罰の対象となってしまいます。

うさぎの飼育は、主に、朝、夕の餌やりや水の交換、トイレの掃除、ブラッシング、スキンシップの練習、ケージの外に出して遊ばせる、およびしつけなどです。また、健康チェックや爪切りなども定期的に行うようにする必要があるでしょう。

健康チェックに関しては、“スキンシップで見つけるうさぎの病気”などをご覧ください。

このように、それまでの生活には無かった用事が毎日、あるいは定期的に自分の生活リズムの中に入ってきます。ご家族と同居されている方は、ご家族皆で面倒を観る事になるので、個々の生活リズムの変化というのは少ないでしょうが、一人暮らしでの飼育となると、大きな変化となると考えられます。当然、外食や旅行などにも制限が出てきます。

なお、“うさんぽ”と称してリードを着けて屋外を散歩させる事もありますが、無理に行う必要はありません。慣れない環境下に連れ出す事は、かえってストレスになってしまう場合があるからです。

4.高齢化による介護の必要性

飼育を開始する前に意識する方は少ないのですが、うさぎも歳をとります。ペットとなったうさぎの平均寿命は7~8年と言われており、5歳を過ぎると高齢と言われるようになります。

うさぎは元々骨が軽く、比較的脆いので、高齢化が進み、骨の密度が低下すると、骨折のリスクが高くなります。また、動きも鈍く、自分でできる事も減ってきます。場合によっては、餌を食べる事や毛づくろい、糞食なども自分でできなくなってしまいます。

飼い主さんは、このようにうさぎが弱ってしまった場合、うさぎの通常の行動を補うよう介護してあげる必要があります。

実際、本格的な介護となると、健康だった時とは比べものにならないほどの労力が必要となるでしょう。

いかがでしたか?項目としては、たった4つの事項ですが、動物を飼育する上では必ず必要な覚悟を認識するには良い機会になったのではないでしょうか?

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