水族館がお弁当提供?登別マリンパークニクスの様々な試み
新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、3月20日に予定されていた四国水族館のグランドオープンは延期(オープン予定日は未定)となっています。また、3月21日から営業を再開していた八景島シーパラダイスでは、3月25日(水)の小池都知事の会見、並びに近隣県における外出自粛要請などを受け、3月28日(土)から当面の間休園が予定されています。
この他、首都圏を中心として多くの動物園や水族館が休園や休館、営業規模の縮小などのウィルス感染拡大防止策を採らざるを得ない状況となっています。
そんな中、登別マリンパークニクスでは、営業にあたり、感染防止対策を採ると共に、Facebookによる動画の提供(オンライン水族館)や、小学生以下のお子様のためのお弁当のデリバリーサービスなどの取り組みを行っています。
登別マリンパークニクスは遊園地を含む水族館施設なので、外出自粛の要請が成されている人達のために自宅で水族館気分を味わえるオンライン水族館の提供というのは理解できるのですが、“お弁当の提供”というのはどういう事なのでしょう?
登別マリンパークニクスによる説明は以下の通り
「新型コロナウィルスの拡散防止のため、休校が長く続いており、各ご家庭ではお子様のご昼食の準備も負担になっていることと思います。
当園も入園者数の減少による影響はございますが、少しでも地域貢献できるよう、地域や数量の限定はございますが、お子様向け弁当のデリバリーを始めます!
今のところ、新学期が始まるまでを予定しておりますので、短い期間ではありますが、ご利用・ご予約をお待ち致しております。」
つまり、新型コロナウィルスの影響により、家庭への負担が増大する中、少しでも地域貢献できるようにと、少量ながらお子様向けのお弁当のデリバリーサービスをいたしますよ。
という事ですね。
素晴らしい取り組みですね。
お弁当提供の対象は、小学生以下のお子様に限られます。
宅配エリアは、幌別小学校、幌別東小学校、登別小学校、虎杖小学校、竹浦小学校の通学エリアとされています。
また、メニューは日替わりで、数量は、1日あたり限定50個としており、お値段は、1個300円(税込)とされています。
期間は、3月26日(木)から4月5日(日)の間を予定しており、11:30~12:30頃のお届けを予定しているそうです。
お支払い方法としては、当日払い、振り込み、来園のいずれかとしていますが、“来園”による支払というのは、デリバリーの意味があるのか?とも思ってしまいました。
ともあれ、新型コロナウィルスの影響により、登別マリンパークニクス自体も大きな打撃を受けているであろう中、こうした地域貢献を行うという決断自体素晴らしいですよね。
こうした地域の企業努力を目の当たりにすると、政府には、
「○○券の配布を検討」
などと言って無いで、
「騒動が収束するまで議員報酬を8割カットして支援に回す」
という位の気概を見せてもらいたいなと思ってしまいます。