犬、猫の自動給餌器8種類徹底比較

ペットワント

比較的昔から存在していた自動給餌器ですが、近年では、種類も値段も様々なものが存在し、興味はあるけどいったいドレを選べば良いか判らないという方も多いのではないでしょうか?4つのタイプ8種類の自動給餌器について、それぞれメリットデメリットをまとめ、独自の視線でのお勧め度合を示しました。参考にしていただけたら幸いです。

主な自動給餌器のタイプ

現在主流として販売されている自動給餌器は、以下の4つのタイプです。
1.フタ開閉タイプ
2.ロータリータイプ
3.オートフィーダータイプ(給餌量調整可能)
4.オートフィーダータイプ(スマホ連動カメラ付き)

なお、近年販売されている自動給餌器は、いずれのタイプにおいても、インナートレイやインナーボックスを取り外して洗う事ができるタイプが殆どで、昔に比べると衛生面、性能面共に飛躍的に向上しているように感じます。

フタ開閉タイプ

メリット
フタ開閉タイプの自動給餌器のメリットは、他のタイプの自動給餌器に比べて構造が簡単で、価格が安いというのが最大のメリットです。
また、電動タイプですが、電池式で、比較的どこにでも設置できるのも魅力の1つです。
トレイの下側に保冷剤を入れる事ができるものが多いです。

デメリット
殆どの機種で、ツマミを捻るタイプのタイマーを採用しています。このタイプのタイマーを採用している機種は、フタを閉めた状態でフタを抑えてタイマー設定をするため、タイマーが外に晒されることになります。イタズラ好きな子の場合、勝手にタイマー設定を変えられてしまう可能性もあります。
フタがパカっと開いた状態となるため、噛み癖のある子の場合、すぐにフタがボロボロになってしまう可能性があります。
自動給餌可能な回数が2回程度であるため、丸一日以上家を空ける場合には不向きです。
慣れるまでは、フタが開く動作にビックリする場合があります。

一般的な種類、お勧めは?

①WOPETS:自動給餌器ペットおるすばんフィーダー2食分
ジョイントによりフィーダーの連結と切り離し(増減)を行うことができます。
フタのヒンジがタイマーの手前側にあるため、他のフタ開閉タイプの自動給餌器に比べてフタが小さく、ヒンジ部分にかかる負荷が小さいです。このため、いたずらによるフタの破損確率が若干低くなっています。
タイマーは、約2時間単位で48時間まで設定することができます。

なお、値段を確認してもらえばわかりますが、調べた時点(2019.10.19)では、楽天よりもamazonの方が格段に安かったです。(amazon:2,980円、楽天:5,720円+送料)


②PetSafe(ペットセーフ) おるすばんフィーダー2食分
トレイの底部分の角度がなめらかで、鼻先の短い猫やうさぎ(ケージの外に出して出かける事があるかは別として)なども比較的食べやすい構造
になっています。
フタを閉めた状態だと、タイマー部分がフタに埋め込まれた状態となるため、タイマー部分のイタズラをされ難い構造となっています。
フタのヒンジ部分がタイマーの後ろ側になるため、トレイの奥側にある餌を食べる場合でも、フタが邪魔になりません。
タイマーは、約2時間単位で48時間まで設定することができます。

なお、値段を確認してもらえばわかりますが、調べた時点(2019.10.19)では、楽天よりもamazonの方が格段に安かったです。(amazon:4,242円、楽天:5,826円)


ロータリータイプ

メリット
比較的値段が手ごろなものが多く、フタ開閉タイプに比べてセット可能な食事回数が多いです(5回分から6回分)。
平置きタイプなので安定しており、倒されたりする可能性が低いです。 カラーリングが豊富で、自分の趣味、部屋の模様に合ったものを選びやすいです。 電動タイプですが、電池式で、比較的どこにでも設置できるのも魅力の1つです。

デメリット
スライド(回転)式での稼働になるため、何かが挟まってしまうと機能しなくなってしまう可能性があります。食べ方に勢いがあると、こぼれたフードが挟まってしまう可能性も生じます。
餌をセットする際にバラす範囲が他の自動給餌器よりも多くなります。 細分化されたトレイにそれぞれフードを入れるため、回数が多くなると、多少手間取る場合があります。

一般的な種類、お勧めは?

①PetSafe(ペットセーフ) おるすばんフィーダー デジタル5食分
カバー部分がヒンジで開くフタ型になっているため、他のロータリータイプの自動給餌器と比べて餌のセットが楽です。
給餌時間のタイマー設定を分単位で行うことが可能です。
トレイは5食分ですが、1食分は開口部に位置するため、自動給餌できるのは実質4食分です。
他のロータリータイプの自動給餌器に比べて値段が高いです。価格については、調べた時点(2019.10.19)では、楽天よりもamazonの方が安かったです。(amazon:7,456円、楽天:9,911円)


②ベストアンサー ペットフィーダー 音声録音機能 タイマー付き
セットした餌やり時間に音声でペットに呼びかけることができるので、食事の確実性を上げることができます。
カバーの開口部分に可動蓋がつくため、6食分の自動給餌が可能です。
カラーリングが豊富(6色)で、部屋のイメージや好みなどにより色を選ぶことができます。
タイマーの時計がやや不正確で、一日に1分前後ずれる事もあり、使用するタイミングでタイマーのチェックをするのが望ましいです。
デジタルですが、給餌タイマーの設定は、1時間単位です。
価格は、比較的安めです。調べた時点(2020.1.17)では、amazonの方が楽天よりも安かったです。(amazon:4,280円、楽天:6,698円)


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オートフィーダータイプ(給餌量調整可能)

メリット
フタ開閉タイプやロータリータイプに比べて、1回の食事に対する供給量や、タイミングなどを細かく設定することができるものが多いです。
機器自体も大きく、餌も多めに入るものが多いため、多少ぶつかる程度では倒れたりする事がなく、安定感があります。
給電方式がACアダプタータイプなため、電池切れの心配がありません

デメリット
性能が向上している分だけ価格が高めです。
ACアダプタータイプなため、機器とコンセントの間にケーブルがあります。引っかかりや齧りの可能性があるため、設置はコンセント近くの壁際とせざるを得なくなります。

一般的な種類、お勧めは?

①うちのこエレクトリック カリカリマシーン
給餌設定を細かく行うことができます。
1日4回まで分単位で給餌時間を設定することができ、給餌量は、10g単位で10段階に設定可能です。
音声による呼びかけ機能もついています。
OEMと思われる製品が多いです。この製品自体も、PETWANTというメーカーのOEM品と思われますが、取扱説明書等が日本語で書かれているというメリットがあります。
調査時点(2019.10.19)での価格は、amazon:9,200円、楽天:9,910円でした。


②Dopet 自動給餌器
給餌設定を細かく行うことができます。
給電方式が、AC電源と乾電池の2WAYとなっています。
AC電源のコードには、噛み付き対策として、螺旋状のカバーが付きます。
分単位での給餌時間設定と、5-200gの給餌量設定が可能です。
分量設定のできるオートフィーダータイプとしては安価です。
タンク部分や、給餌用のトレイ部分を取り外して洗う事ができません。
調査時点(2019.10.19)での価格は、amazon:5,980円、楽天:6,780円+送料でした。


オートフィーダータイプ(スマホ連動カメラ付き)

メリット
カメラ付きで遠隔で様子を見る事ができます
フタ開閉タイプやロータリータイプに比べて、1回の食事に対する供給量や、タイミングなどを細かく設定することができるものが多いです。
機器自体も大きく、餌も多めに入るものが多いため、多少ぶつかる程度では倒れたりする事がなく、安定感があります。
給電方式がACアダプタータイプなため、電池切れの心配がありません

デメリット
現行の自動給餌器の中では、最も価格帯が高い部類です。
電子機器の扱いに関する熟練度もありますが、スマホやタブレットとの連動がうまくできない方もいるようです。
ACアダプタータイプなため、機器とコンセントの間にケーブルがあります。引っかかりや齧りの可能性があるため、設置はコンセント近くの壁際とせざるを得なくなります。

一般的な種類、お勧めは?

①うちのこエレクトリック カリカリマシーンSP
給餌設定を細かく行うことができます。
1日4回まで分単位で給餌時間を設定することができ、給餌量は、10g単位で10段階に設定可能です。
スマートフォンやタブレット端末などによる監視、呼びかけ、操作が可能です。
スマートフォンへの給餌通知設定が可能です。
給電方式が、AC電源と乾電池の2WAYとなっています。
OEMと思われる製品が多いです。この製品自体も、PETWANTというメーカーのOEM品と思われますが、取扱説明書等が日本語で書かれているというメリットがあります。
調査時点(2019.10.19)での価格は、amazon:17,800円、楽天:17,800円でした。


販売メーカーサイトからの購入だと、楽天やamazon経由よりも若干安くなっていました。



低価格なOEM製品です。


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②Iseebiz 自動給餌器
給餌設定を細かく行うことができます。
給電方式が、AC電源と乾電池の2WAYとなっています。
AC電源のコードには、噛み付き対策として、螺旋状のカバーが付きます。
分単位での給餌時間設定と、5-100gの給餌量設定が可能です。
分量設定のできるオートフィーダータイプとしては安価です。
スマートフォン等で、監視、呼びかけ、操作を行うことができます。
カメラが高画質です。
タンク部分や、給餌用のトレイ部分を取り外して洗う事ができません。
調査時点(2019.10.19)での価格は、amazon:1,3899円、楽天:13,750円でした。


まとめ

性能とコストパフォーマンスから見たお勧めの自動給餌器は、カリカリマシーンです。Dopet 自動給餌器は、安価で性能的にも優れているのですが、タンク部分とトレイ部分が一体型である(洗えない)という事から、衛生面で不安が残ります。
出かけても1日程度という方であれば、フタ開閉タイプで十分でしょう。犬などであれば、WOPETS:自動給餌器ペットおるすばんフィーダー2食分で良いと思いますが、猫やウサギなどの場合には、PetSafe(ペットセーフ) おるすばんフィーダー2食分の方が食べやすいかもしれません。