ペットの死とその後について
ペットに限らず生あるものには必ず訪れるのが死であると思います。
ペットを飼っている場合、その多くは飼い主よりも早くに亡くなる事となります。
このため、ペットを飼い始めると、いずれ目を向けざるを得なくなるのが、ペットの死だということになります。
ペットを保存するという考え
ペットを亡くすと、いわゆる“ペットロス”という状態がひどくなる事もあるためか、ペットを愛する方の中には、ペットの死後も、在りし日の姿を残しておきたいと考える方もいらっしゃるようです。
こうした考え方は、一種の宗教観にも似ており、古代エジプトでは、ペットをミイラにして残していた王族なども居たようで、最近、ライオンのミイラが発掘されたというニュース (リンク先:朝日新聞デジタル) がありましたね(猫のミイラなどは、以前から多く見つかっているようです)。
また、意図的な保存ではないのですが、シベリアの永久凍土から、氷漬けにされた1万8000年前犬が発見されたというニュース (リンク先:日テレニュース24) もありました(見つかった個体が犬かオオカミかという点については、未だ明確ではないようですが)。
ペットの保存ビジネス
このように、ペットや動物を保存するという観点に着眼したビジネスが、アメリカで拡大しているそうです (リンク先:ヤフーニュース英語版) 。
それが、ペットの死後、そのペットをフリーズドライし、剥製にするというビジネスなのだそうです。
フリーズドライとは、簡単に言うと、カップ麺の火薬(具)やインスタントコーヒー、ドライフラワーなどを作る際に使われる加工方法の1つです。その具体的な方法としては、対象物マイナス30度程度で急速冷凍した後、減圧環境下に置く事で、中に含まれる水分を昇華(固体から直接気体に変化すること)させ、対象物から排出することで乾燥させるというものです。
ペットのフリーズドライ方法は、ペットの死後24時間以内に飼い主がペットを凍らせ、凍った状態で業者に送ったり、持ち込んだりするそうです。その後、飼い主が望むペットのポージングを決め、内臓や眼球など、腐りやすい部分を取り除き、眼球には、ガラス玉をはめ込むのだそう。老衰や病気などで痩せてしまった部分には、綿などを詰めて、できる限り元気だった頃の姿に近づけるそうです。
そして、半年から1年かけて凍結乾燥させることで、ペットのフリーズドライ(剥製)が完成するのだそうです。昔とは作業手順が異なりますが、現代のミイラづくりみたいなものですよね。
ペットの尊厳について
保管や冷凍などの条件の関係からも、おそらく日本では普及しないであろうと思いますが、こういう事を望む人も居るし、それをビジネスにしようと考える人もいるのだなと、考えさせられるニュースでした。
よっぽど突然の事でない限り、ペットが亡くなる時というのは、“元気だった時”と違う姿になっている事が多いのではないかと思うのです。このため、最後の姿を残したいという気持ちもわからなくは無いですが、死を自分の身に置き換えた場合、弱った姿を残してもらいたくないなと思ってしまいます。
大切なペットであればこそ、その死後について、尊厳というものも考えてあげるべきではないのでしょうか。
ペットのフィギュア
剥製というのやはり抵抗が大きい感があると思います。
しかし、
「どうしてもペットの姿を近くに残しておきたい。」
「写真じゃなく、触れる形が良い」
という方もいらっしゃいますよね。
そんな方は、ペットの3Dフィギュアなどを作ってみてはいかがでしょうか?
こいったフィギュアなら、愛犬や愛猫が元気なうちに、元気な姿を残す事ができます。
ペットが亡くなった後もその姿は残しておきたいけど、剥製にするまでの勇気は無い・・・という方、試してみてはいかがでしょうか?
なんと、写真1枚からでも作れてしまうらしいですよ。
こうしたペットフィギュアというのは、石膏に色付けして固めて行く3次元形成が多いのですが、「3D Petshop」のフィギュアは、フルカラー樹脂による三次元形成であるため、万が一の落下や転倒でも、割れや欠けが生じ難いものになるでしょう。
また、高精細な3Dプリンターによる樹脂出力であるため、従来の石膏フィギュアに比べて細かな部分まで再現することが可能となっています。
きっと、小さくてもリアルな愛犬や愛猫が、手元に届くはずですよ。