5月最後の水曜日はWODって知ってた?

世界カワウソの日(World Otter Day)

毎年、5月の最終水曜日は、世界カワウソの日(WOD:World Otter Day)と定められている事を知っていますか?実は私も、今年の当日に初めて知りました!

世界カワウソの日ってなんやねん!

なんでも、乱獲や密輸により絶滅の危機にさらされているカワウソの仲間13種の保存を目指して活動する慈善団体である国際カワウソ生存基金(The International Otter Survival Fund:所在国、イギリス)が、野生動物の現状について啓発するために、毎年5月の最終水曜日を「世界カワウソの日(World Otter Day)」と定めたのだそうです。

カワウソの仲間とは?

上の記載で、「カワウソの仲間13種」とある事から、え?カワウソの仲間ってそんなにいるの?と思った方も多いのではないでしょうか?

カワウソは、ネコ目イタチ科のカワウソ亜科に属する哺乳動物で、5属14種に分けられています。

え?

13種類じゃないの(;´・ω・)?

そう、実は13種類じゃないんです。では、なぜ1種だけ仲間外れにされてしまったのでしょう?
その答えは、“亜科”の下に位置する7つ(大別では5つ)の“属”の分類を見ると判るのではないでしょうか?

その“属”とは、

ツメナシカワウソ属:ツメナシカワウソ、コツメカワウソ、コンゴコツメカワウソ

カワウソ属:ユーラシアカワウソ、スマトラカワウソ、二ホンカワウソ

・ノドブチカワウソ属:ノドブチカワウソ

・ビロードカワウソ属:ビロードカワウソ

カナダカワウソ属:カナダカワウソ、ミナミウミカワウソ、オナガカワウソ、チリカワウソ

オオカワウソ属:オオカワウソ

ラッコ属:ラッコ

ラッコ(画像提供:雑学カンパニー)

はい、ラッコが入ってますね!仲間外れにされちゃっているのは、ラッコなんです。場合によっては、カワウソの日=ラッコの日とされる事もあるようなのですが、13種類というと、ラッコが外されちゃうんですよね・・・英名では、“Sea Otter”と言うし、ラッコ自体も絶滅危惧種なので、仲間に入れてあげても良いと思うんですがね^^;
ちなみに、ノドブチカワウソと、ビロードカワウソは、カワウソ属に属するとされる事もあり、大別すると5属と言われているようです。

カワイイカワウソと、可愛くない(笑)カワウソ

皆さんが思い浮かべるカワウソって、“カワイイ”ヤツですよね?

チョコチョコ動き回って、目がクリッとしていて、手もなんだか指先が丸っこくなっている・・・あざといくらいの可愛さを持っていて、よく水族館や動物園などで見かけるヤツ!

それが、“コツメカワウソ”です。

コツメカワウソは、カワウソの亜種の中でも小さな種類で、国内で見かける個体のサイズは、40cm~70cm程度(尻尾を含む)、体重は3kg~6kgといったところで、サイズ感では大きな猫といったところでしょう。

レジストレーションマーク風部分をよく見ると、なんともかわいいデフォルメカワウソがこちらをみています♪

一方で、可愛くないカワウソもいるんです。

それが、“オオカワウソ”です!“オオ、可哀そう”ではないですよ?

どのあたりが可哀そう・・・じゃなくて、可愛くないのかというと、その見た目とサイズです。

オオカワウソの体長は、およそ2m!、体重で30kgにもなると言われています。

オオカワウソ(画像提供:トラベルブックファミリー)

体重はそれほど重くないものの、体長はライオン並みで、顎は簡単に貝や骨などをかみ砕くと言いますから、ほぼ猛獣ですね。見た目もなんだかハンターみたいな雰囲気だし^^;

古代には水辺の王者のようなカワウソも!

ずずずーっと時代を600万年ほどさかのぼると、古代中国には現代のオオカワウソよりもさらに大きなカワウソの仲間がいたそうです。

水辺の女王なら見てみたい気もしますが、“王者”ですからねぇ・・・何だか怖いですよね。

その王者の名は、サイモゲール・メリルトラ(Siamogale melilutra)というそうです。

そして体重は、オオカワウソの1.6倍強の50kgほどあったと言われていますから、単純に体長を1.6倍にした場合には、体長3.2m( ゚Д゚)

軽自動車位の体長があるって事ですね・・・って、あまり大きく感じられない(笑)

動物でいうと、大型のワニ位のサイズといっていいでしょう!

そんな巨大な猛獣が、大きな魚をバリバリ食べていたら、・・・ちょっと引きますよね。

まとめ

色々書きましたが、今回の記事では、

“5月の最終水曜日は、世界カワウソの日”

コレだけ覚えておいてください!

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