足立区で目撃された鹿はどこから来た?
2020年6月2日、足立区の荒川河川敷で鹿の姿を目撃したという事がニュースになっています。
ちなみに報道では、
「警察官20人ほどが出動し、シカを保護するため走って追いかけている。」
と伝えていました。
どこから来たのか?
足立区は埼玉寄りとはいえ、東京23区のうちの1つであることより、普段から鹿が生息していたとは考え難いですよね。この事から、目撃された鹿は別の場所から来たのであろうという考え方が有力かと思われます。
では、実際にはどこから来たのでしょう?地域の限定は難しいのですが、“埼玉から”という考え方が有力です。具体的には、荒川上流の秩父や鴻巣といった地域から来たのではないでしょうか?
というのも、足立区の荒川河川敷といえば、直近では昨年(2019年)12月2日から3日に、イノシシが目撃された場所です。そしてそのイノシシについては、国内全域に大雨をもたらした台風28号の数日後であったため、増水した川に流されて下流にたどり着き、歩きやすい河川敷を歩いていたのではないかと言われています。
今回のケースを見てみると、台風の到来は無かったものの、都内や埼玉では、5月29日に突然の雷雨があり、荒川上流では一時的に増水や、流れが速くなった可能性があると思われます。そして、大雨により増水した川にたまたま今回の鹿が居合わせたとしたら、12月のイノシシと同様に、川に流されて下流に行き付き、歩きやすい河川敷を歩いて足立区にたどり着いたと考えても良いのではないでしょうか。
捕獲できるの?
ところで、警察の方々は、イノシシの時も今回も、動物を追いかけ回して捕獲しようとしていますが、何故そんなに不確実で効率の悪い方法を採るのでしょうか?目撃数が1頭であり、居る場所も特定されているのであれば、餌を仕掛けた箱罠などをしかけ、ターゲットとなる鹿が市街地へ向かわないように見張るといった方法を採る方が良いと思います。
何か他に意図があるのでしょうか?